活動内容詳細
NO.17 (2019.1月)
  • 商店街の『ここだけにしかないもの』を伝えたい。

  • 岡田 誠司(有馬道商店街) 

新長田の「神戸鉄人プロジェクト」のプロデュースやラジオ関西の番組制作等で活躍している岡田さん。

 

神戸市内の多方面へ繋がっているネットワークを最大限に活用して、有馬道商店会の新たな活性化の道筋を描き始めている。

 

まず一つ目は六甲ライナー(始発の住吉駅は同商店会の最寄駅)を運営している神戸新交通株式会社との連携。同商店会発行のフリーペーパー「スミヨシティ」を六甲ライナー全駅に配置。新規客発掘の仕掛けを始めた。

 

神戸ファッション美術館にも協力を要請。美術館で開催(12月24日まで)している「GOODDESIGN AWARD 神戸展」に合わせて、グッドデザイン賞受賞作品を有馬道商店会のスタンプラリー(11月~12月に実施)の景品とした。

※ダイソン ヘアドライヤー(2016年)、パナソニック コードレススティッククリーナー(2017年)等

 

選りすぐりの優秀なデザイン作品が選ばれる「グッドデザイン賞」の賞品に、お客様だけでなく参加店舗関係者からも好反応を得ている。

 

山岸会長は「新たな応援隊員として岡田さんに入ってもらったことで、これまでにない提携先が広がった。岡田さんの提案によってこちらの視野が広がるのでありがたい」と成果を喜んでいる。

 

住吉駅ビル内の量販店が圧倒的な集客力を持っている状況の中で、長年の激しい競争に勝ち残り、商売を継続してきた有馬道商店会の各個店は他に無い強い個性や魅力を持っている。岡田さんはこれらの個店の魅力をさらに広く発信していくための策を模索している。

 

各個店で売っている「いいもの」を選ぶ目がある大人のお客様が顧客のまち。そのお客様たちが自分のためにお金を使い、自分を磨くことができる店(美容、病院、服飾、雑貨店)が多いのが特長と岡田さんは分析している。これらが今後の活性化策のヒントになりそうだ。

 

岡田さんは「今まで自分が培ってきたメディア戦略や企画の経験を生かして、有馬道の『ここだけにしかないもの』を伝えたい」と意気込んでいる。