活動内容詳細
NO.24(2020.7月)
  • 弁護士と中小企業診断士の合わせ技で解決 

  • 西口 竜司(神戸元町商店街連合会)

弁護士として企業法務全般を得意としている西口さん。

中小企業診断士資格取得後は、特に補助金の分野の業務に注力している。西口さんならではの多面的な視点と知識を駆使して神戸の商店街をサポートしている。

 

 

 

 

 

■補助金申請説明会を実施

新型コロナウイルスの影響によって、全国のあらゆる業種の企業・店舗が困難な状況にある。国・県・市が様々な補助制度による支援を始めているが、多忙な個店経営者がそのすべてを把握して申請することは実際のところ困難である。

そんな中、神戸元町商店街連合会からコロナ関連の補助金制度に関する勉強会のサポート依頼が入り、西口さんが派遣されることになった。

勉強会は5月末に全2回実施。最新の補助金制度の説明と情報提供が行われた。

 

 

■商店街の皆様からの感謝のお声

「補助は助かるが制度が多くてどれを申請したらいいのかわからない」「内容の変更に理解が追い付かない」「情報収集の余裕がない」という悩みを抱えていた商業者から「何が必要か理解できたので明日にでも申請準備を始める」「ふだん税理士と契約していないので専門家に相談できて助かった」と喜びの声が寄せられた。

神戸元町商店街連合会事務局長の中多英二さんは、勉強会実施前に西口さんと事前調整して準備を整えた。「西口さんは驚くほどこの分野に精通している。各補助金の適用範囲が理解できて助かった。補助金の内容を始めて知る店舗はもちろん、理解している店舗には再確認できる良い機会になった」と高く評価している。

同連合会では毎月開催している恒例イベントは中止され、7月末の元町夜市も中止が決まった。営業自粛期間の間に、商店街を自転車に乗ったまま危険な通行をする人が激増しており、新たな悩みに頭を抱えている。

 

■店舗が抱える悩みは

同商店街で勉強会を実施して「多くの不動産オーナーが店舗の窮状を把握していない。店舗との連携が課題」と西口さんは感じている。また「店舗の皆さんは補助金の内容を噛み砕いて説明してもらえる機会を求めている。その課題解決のために気軽に応援隊員を活用してほしい」と話す。

 

■プロスポーツ選手との連携の提案

西口さんは学生時代アメフトに打ち込んでいて今もスポーツ好き。「神戸は垂水区だけでもサッカーの香川真司選手、プロ野球・読売ジャイアンツの桜井俊貴投手(北須磨高校卒業)など錚々たるプロスポーツ選手を輩出している。神戸の活性化のために彼らの力を借りることができるはず」。独自のネットワークを持っている西口さんの今後の戦術に注目したい。

 

■他の商店街での活動

昨年、大正筋商店街のサポートに入り、商店街のアーケードを今後どうしていくかの方向性を考える会議のコーディネートを行った。

 

■■よろず相談員より商店街の皆さまへ■■

コロナ関連の特別支援が7月末まで受付できることになりました。西口さん他、応援隊の支援を希望する場合、笹川までご連絡下さい。 電話:078-360-3233