活動内容詳細
NO.33(2023.1月)
  • WEBでまちの魅力発信

  • 廣狩 拓也(南京町商店街)

■商店街ホームページのリニューアルをサポート

 

南京町商店街は、来年予定しているホームページのデザイン一新を控えて、どのようなホームページにするか検討する勉強会を重ねている。講師はホームページ制作やウェブデザインの専門家である応援隊員の廣狩拓也さん。

 

 

■支援活動を成功させるための課題

現在の課題として、廣狩さんは各商店の「温度差」と「公平性」を挙げる。「新しいホームページが自店の集客にどこまで結び付くのか期待してくださっている方がいる一方で、リニューアルすることの効果に疑問を持っている方もいる。来客数が増えるホームページ作成を支援して、各商店間の温度差を無くしたい」。
また「新しいホームページで様々な販売促進の仕掛けを打ち出していきたいが、一部の商店だけがフォーカスされてしまうと、『公平性』に欠けるという声も寄せられる。そのため思い切った施策が打ち出しにくい」ことが悩ましい。
これらの課題解決のために「商店街ホームページの目的やビジョンを商店街会員間でしっかりと共有することが大事」と廣狩さんは考えている。最終目的を全店が共有できていれば、少し不公平感が出ている状態であってもそれはまだ目的までの途中の段階だからと理解を示してくれるはず。そうすればある程度足並みをそろえて活動できると廣狩さんは信じている。

 

■デザインの工夫でターゲット客層の心をつかむ

11月29日(火)の勉強会で廣狩さんが出席者に示したテーマは「ホームページの閲覧者にストレスを与えずに情報を伝える」こと。閲覧者は「自分に有益な情報があるか、自分が歓迎されているか」を3秒で判断する。欲しい情報に簡単にたどりつけない、ホームページの色味や字体が見にくいと感じたら情報を得る前にページを閉じてしまう。ターゲットの客層に情報を伝える役割を果たせるデザインを選択することが必要なのだ。
廣狩さんは、ホームページデザインの最新トレンドを紹介。全国の飲食店や団体の様々な事例を提示して、南京町商店街が目指すホームページのイメージづくりをサポートした。

 

■南京町商店街 曹英生理事長からのお声

廣狩さんは、商店街だけでなく様々なジャンルの事例を紹介してくれるので我々の視野が広がり助かる。どんなデザインを我々が望んでいるのか、ホームページで何を伝えたいのか、我々から意見を自然に引き出し、進みたい方向性に導いてくれている。廣狩さんとともに良いホームページを制作したい。