■「かりばプラザテナント会」(西区) (NO.97)

かりばプラザは
西神ニュータウンの狩場台地区にある
 創立30周年を迎えた「かりばプラザ」は大きな転換期を迎えている。大々的なリニューアルが決定したのだ。
 今後の構想を練るために、神戸市、管理会社((株)OMこうべ)、地域住民、当テナント会の代表者たちが集まって、ワークショップを複数回実施している。
 テナントを代表して参加している下田和子さん(和菓子宝屋)は「リニューアル時期が未定で将来のことを考えると不安だが、前向きに取り組みたい」と話す。
 テナント会の神田会長は「私たちが目指すことは店の繁盛と繁栄。リニューアルのこの機会に改めてどうすればよいかを考えたい」と意気込みを語る。
 リニューアルの話が持ち上がる前から当会では活性化の意欲を持っており、応援隊を活用している。
【※応援隊員の松尾さんの活躍の様子は、本年1月号に掲載】
 弘田副会長は「課題は人力。店の売上を向上させながらイベント運営に入るのは大変。何とか時間を工夫して努力しているが、松尾さんの助けは非常にありがたい」と話す。
 かりばプラザは地域住民や団体と連携して「元気アップかりば」という会議体を持っている。月2回、定期的に集まってイベント運営や地域の課題について話し合っている。この「元気アップかりば」のメンバーもイベント運営に入ってテナント会をサポートしている。
 高齢者の多い地区のため、徒歩で買い物に来られる「かりばプラザ」は、地域住民にとって日常生活を維持するために欠かせない大切な買い物の場。住民からもより良い形でのリニューアルが期待されている。

七夕フェスタは多くの子ども達が楽しんだ。
 この夏に開催した七夕フェスタはたくさんの家族連れで賑わった。開催をインターネットで知って来場した人もいたそうだ。「子ども向けイベント」には多くのお客様を呼び込む力がある。
 イベントでは、地域住民が制作した絵画等の作品展示や、子ども達によるダンス披露などを行うことが多い。そうすると出品・出演者の家族がたくさん来場してくれる。そのような取り組みは、地域住民との繋がりを深める効果がある。
 神田会長は今後の課題として「リニューアルの成功のために、各店舗の意志統一を図りたい。地域との結びつきを深めながらより集客できる場にしたい」と目標を掲げている。
(2017.9月発行)