■メイン六甲店舗会(灘区) (NO.67)
 JR六甲道駅の改札口を南側に出るとそのまま直結している「メイン六甲」。
 非常に便利な商業施設として地域の人に親しまれている。
 「メイン六甲店舗会」の内訳はスーパーマーケット、1階には飲食店、銀行、各種サービス業店舗又六階には医院等が入居し現在は合計28店舗が加入している。
 今年で「メイン六甲店舗会」は38周年を迎えた。地権者の方の高齢化などにより店舗入居者の顔ぶれも大きく変わってきたようだ。
 一方所在地である「灘区」も一時震災で居住人口も激減したが、その後マンションの増加などにより現在は当時の人口をオーバーするまでになっている。それに伴いスーパーマーケットの進出や新しい商業施設も増えている激戦地区となってきた。JR六甲道を挟んで500m前後までにスーパーマーケット・市場だけでも10軒程度がひしめきあっている。
 そんな状況の中「近隣の居住者とのふれあいを大事にした駅前商業施設でありたい」と熱く語るメイン六甲店舗会会長小松原正人氏。そのために、近隣の居住者を含め、沢山の人に「メイン六甲」のお店を知ってもらうことを目的として、メイン六甲店舗会では、年2回大きなイベントを開催している。内容は「夏祭り」と、クリスマス時期に合わせて開催する「歳末ふれあいあったかフェスタ」だ。
 今夏も、日頃利用していただいているお客様、また近隣のご家族の皆さんにも楽しんでいただけるよう「メイン六甲にぎわい夏祭り」を7月末に開催した。当日は駅前広場にて、近隣の小学校、中学校の生徒達やアマチュアクラブによる生演奏やパフォーマンス、ビンゴゲーム等盛りだくさんの内容で行われた。また、今回はヴィッセル神戸も夏祭りに参加し、おおいに盛り上がったようだ。
 また、今年の12月には全加盟店参加による「歳末ふれあいあったかフェスタ」が計画されている。「イルミネーションの点灯式」「餅つき大会」「手作りクリスマスリース教室」他楽しいイベントなどもが期間中多数準備されているようだ。
 小松原会長は「近隣の居住者の方が気軽に利用、又駅を通る人たちにも気持ちよくお買い物、お食事をしてもらえる施設作りに組合員全員で取り組んでゆきたい」と今後の抱負を話す。
 建物も38年を迎え老朽化が目立つようになってきたとはいえ、メイン六甲の強みは何と言ってもJR六甲道駅と直結しているところだ。この強みを生かし他の商業施設との差別化を模索しながら次のステップに上がってゆくことに期待したい。
(2011.10月発行)