■下町レトロに首っ丈の会  (NO.19)

似顔絵教室の様子
 下町を老若男女のパラダイスにしようと、市内の有志が集まり2005年4月に設立した「下町レトロに首っ丈の会」では下町探索などのイベント、懐かしい飲食店や建築物を紹介する地図の作成など、地域の魅力の再発掘や再発信に取り組んでいる。
 兵庫区で駄菓子屋を営む会長の伊藤由紀さんを中心に20代から30代の女性約10名で運営されている。毎月1回の下町遠足ツアーはレトロな飲食店への食べ歩き形式で催され、多くの老若男女が下町を散策。お気に入りの店舗には新規リピーターになる参加者もいるほど。また「お教室」と題し、地元の年配層に学ぶ技術や知恵袋講習会をツアー内で開催するなど地域人とふれあう機会も作っている。ツアーマップとしてじゃばら式の「下町レトロ地図」を同年10月に発行、販売も行い、下町の「ぼろい」「ふるい」を「レトロ」「かわいい」雰囲気へとシフトさせるイメージマップとして地域内外に発信している。
 隊長の山下香さんは「今後、昔懐かしい商品に関するお教室や空スペースを利用した写真展示会なども企画している。活動の中で商店街をはじめ、こつこつ頑張っている個店も応援していきたいと考えている」と話していた。
(2006.10月発行)