■甲南地域経営研究所 ―まちづくりをビジネスに― (NO.2)

甲南本通商店街でのイベント風景
 2004年5月、甲南本通商店街の「商店街に学生の力を取り入れたい」という呼びかけに応じ設立。大阪大、関西学院大、甲南大など12名の大学生で構成している。
 甲南地区を拠点とし、商店街のコーディネーターとしてイベントなどを手がけている。七夕祭りやフリーマーケット、音楽ステージ、子供映画会などを企画し、集客事業を手がけている。
 父の日には子供とその父親はフラッグ作成、その間母親たちが集まって子育て悩み相談会などのユニークなイベントも、地元のPTAと連動して開催した。
 「まちづくりは自己満足になりがちだが、企画段階で地域の人の意見を取り入れていきたい。この研究所のキーワードは社会人でもNPOでもボランティアでもない『学生』。学生としての『学業』のスタンスを確立して、それを踏まえた上で屋台骨を確立し、『まちづくり』という分野でビジネスを立ち上げていきたい」と代表の伊達康一さん(甲南大学経営学部3回生)。
 「今後は他地区のまちづくりにも積極的に関わっていきたい」と意気込んでいる。
(2004.9月発行)