■ふじたなおこ ―イラストレーター― (NO.10)

個展の作品より
 「人と触れ合う仕事は、難しいし大変だけど勉強になるし楽しいです」と語る藤田奈緒子さんは、看護師として多忙な日々を送る傍ら、イラストレーターとしてまた企画・運営スタッフとして商店街をはじめとする地域イベントに参加するなど多才な面を持ち合わせている。子供たちとの農園作りや親子向けのイベントチラシ看板制作、公民館での工作教室講師など様々な場面で活躍し、フットワークの軽快さでも多くの支持を得ている。
 2002年よりイラストレーターとして活動を開始。独特の色使い、力強い筆タッチで見事に描かれる作品には、親しみを感じさせる懐かしい雰囲気が漂い、鑑賞する者の心を引きつける。年に2〜3回の個展・グループ展を企画し、今日までも大成功を収めている。本年は1月に行われたグループ展「ハガキとアート コココト展」に続き、8月下旬に個人の創作絵本展を予定。
 「今後は、街の企画に同乗するだけでなく、ワークショップを通じて絵本読み聞かせ兼演奏会などの企画も提案していきたい。また、商店街の壁面に大きく絵を描くのは機会があればやってみたい」と話している。
(2005.7月発行)